兵庫県加古川市のわたなべ整体院

腰痛・肩こりを防ぐ座り方 背筋だけ伸ばしてもダメ!

腰痛・肩こりになる原因を一番多く作り出しているのは、実は座っている時が最も多いのです。
これは、立っている時よりも椅子に座っている状態のほうが、背骨や骨盤にかかる負担がはるかに大きいからです。
また、座っている時が最も姿勢を崩しやすく、崩れた姿勢で座り続けると背骨や骨盤への負担が積み重なり、腰痛や肩こりを引き起こします。

そこで、注目していただきたいのは、骨盤の角度です!
座った時に骨盤が後ろに傾いていると、肩や頭の位置は前にズレます。
いわゆる『猫背』の状態になります。

こういうと、みなさん「私、猫背だと思います」とおっしゃいます。
でも、背中が丸くなっている自覚はあっても、骨盤が後ろに傾いているという自覚はない人がほとんどです。
なので、姿勢を正そうとして背筋だけを伸ばそうとしますが、骨盤が後ろに傾いたまま背筋だけを伸ばしても、すぐにまた猫背に戻ってしまうのです。


●どうすれば正しい座り方ができるの?

背筋は意識せず、骨盤だけに意識して、骨盤を立てることです。
骨盤が立てば背骨は自動的にゆるやかなS字の正しいカーブを描き、頭の重みを背骨で支える事が出来るので、肩や首の筋肉の負担が減ります。

猫背の状態では、背骨で頭が支えられてないため、肩や首の筋肉が頑張って支え、常に緊張した状態を強いられるのです。
そして、常に緊張した状態が当たり前になってしまい、寝ていても力が抜けなくなってしまう状態に陥ってしまうのです。


●骨盤を立てるってどういうこと?

骨盤の一番下には座骨というところがあって、この先端が椅子の座面にしっかり当たっている状態が、いわゆる骨盤が立っているという状態です。

確認するには、椅子に座ってお尻の下に手の平を上に向けて置くと左右に1個ずつコリコリとした骨の先端が感じられると思います。
それが座骨の先端です。

正しい座り方を身につけても初めは腰に緊張感を感じるかもしれません。
その場合は、丸めたタオルなどを腰のくぼみにに当てるか、お尻の下の後ろ半分に当てると骨盤が立てやすくなります。

ぜひ、骨盤を立てる事を意識して座ってみてください。
肩や首の力が抜けていくのが分かると思います。

 

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